屋久杉の生き抜く姿を謙虚に学び、風水・高級御守・高級木工美術品の作品創りに活かす

　今回のブログは「屋久杉の力強く生き抜く姿を謙虚に学び、風水・高級御守・高級木工美術品の作品創りに活かす。」と題して、私が屋久杉の生育や生育環境を調べる過程において学んだことを、釣行安全と大漁祈願と交通安全を１つにした御神木製釣りの御守 Safety First や家内安全御守世界遺産屋久杉製Pretty Canvas 、世界遺産屋久杉製の高級木工美術品ModernArtYakusugi に積極的に活かすことについて考えたことを述べたいと思います。

　ブログの開始直後において、皆様に屋久杉に関する知識や情報、Modern Art Yakusugiで製作する作品についてご説明させていただきました。併せて、私が屋久杉や伊佐桧などの御神木で釣りの御守を創り始めたことが、高級御守創りのきっかけとなったため、「命あってこその釣り」という信念に基づいて、商標登録をSafety Firstにし、ロゴマークを特許庁に認可していただきた経緯についても紹介させていただきました。

　そこで、

 

【補足】
➊私が創り出す全ての作品の商標登録がSafety Firstになります。【図１参照】

 

❷私が販売するお店の名前がModern Art Yakusugiになります。【図２参照】

 

【図１　商標登録　Safety First】          【図２  お店の名前 Modern Art Yakusugi 】

 

 

私が屋久杉について書き留めたノートは読みづらいですので、できるだけ短文でまとめてみました。なお、屋久杉と山岳信仰及び屋久杉の４つのシンボル（象徴）については、ブログに掲載してありますのでご覧ください。

 

1⃣屋久杉は、古来より地元住民の山岳信仰によって「御神木」と呼ばれてきました。また、日本国を代表する宝の樹木という意味で「宝樹」と呼ぶ人もいます。加えて、「世界自然遺産」に認定された希少種になります。

　したがって、屋久杉は、「御神木」であり、「宝樹」であり、「世界自然遺産」なのです。「世界自然遺産」の場合、割愛して「世界遺産」と呼ばれることが少なくありません。とにかく、日本国を代表する希少な樹木であるという認識をもつことが大切です。

 

2⃣1993年に世界遺産に登録された屋久島には、縄文杉や大王杉、弥生杉、紀元杉、大和杉、万代杉など推定樹齢が3000年以上を越える屋久杉が自生しており、縄文杉については、推定樹齢が7000年を越えるという学説もあります。【詳細については、出典・参考文献に詳しく記載されております】

3⃣世界的に有名となった屋久杉は、2001年に伐採が終了し、競りも全面禁止となりました。

4⃣屋久杉は、標高500ｍを越える山地に自生しています。天候の移り変わりが激しく、「1年間に366日雨が降る」と言われるほど多雨の自然環境で育ち、植物の生長にとって必要不可欠な土壌の養分については、地盤のほとんどは花崗岩であるため少なく、生長が著しく遅くなります。

　つまり、一般的な山々に生育している樹木と違い、土壌の堆積量が少ないために養分も少ないために、年輪の幅が緻密で硬質になり、樹脂の多さから防腐・抗菌効果があります。樹脂の量に関する研究では、屋久杉の樹脂の量は、一般的な杉の６倍から８倍の量があると言われており、腐りにくい特性が明らかにされています。

5⃣屋久杉の木材は、赤味を帯びた茶褐色であり、独特な光沢と美しい杢目や香り、艶があります。また、屋久杉の樹齢やその堂々とした姿から屋久島島民や鹿児島県民、多くの国民から御神木として崇められています。

ー「天樹」屋久杉から生き抜く大切さを学ぶー　※「天樹」は私の造語です。

　私は、延髄梗塞で倒れ、生死を彷徨いました。手足さえ動かせない体となり、頬を伝う涙さえも拭くことができなくなりました。それまでに胸に秘めていた夢や希望は、私の手のひらから砂粒のように零れ落ち、「絶望」という言葉の本当の意味を知りました。

　私の「生きる気力」は、中枢性疼痛による激しい痛みのたびに、まるで波打ち際の砂の城のように削り取られていきました。私は、これからどのように生きて、どのようにして大切な妻と可愛い４人の子どもたちを養っていけばよいのか途方に暮れました。

 

　精神医学や臨床心理学、認知心理学の専門用語に「心理的狭窄視野」という言葉があります。その言葉には、「何か一つの考えにとらわれてしまい、周囲の事柄に考えが及ばなくなること」という大まかな意味があります。内容や文脈によって、「心理的狭窄視野」の中身は解釈されるのですが、そのほとんどが、「選択肢がひとつしか残されず、『死んでしまいたい』『この激しい痛みの中で生き続けるのはあまりにも辛すぎる』という状況に使用されることが多く、私も例外ではありませんでした。【写真１及び写真2参照】

 

【写真１　心の病は脳の傷（死滅）】

 

【写真２　うつ病の神経細胞が

壊死した部位】

 

　私の脳🧠は、感情を司る偏桃体が暴走を始め、ストレスホルモンのコルチゾールと血液の酸素濃度の低下などにより脳の神経細胞が死滅するにつれて、知識・思考・判断・推理・表現力・行動制御・メタ認知（客観的に自分の言動をモニタリングする力）が阻害されることで、周囲の事柄に考えが及ばなくなるという「心理的狭窄視野」に陥り、その果てに待ち構えていたのは「希死念慮」でした。「希死念慮」の意味は字義の通りです。そして私は、ついに２度の大きな過ちをおかし、兄と妻と父に命を救ってもらいました。

 

 

　それ以降、私は、私の心を支える言葉をずっと探し求めました。大学院時代に読んだ心理学の本や哲学、宗教の本まで読みましたが、私の心を支える言葉は見つけられませんでした。

　悩みぬいた果てに見つかったものは、心を支える言葉などではなく、私にとってかけがえのない人々の存在でした。それまでの私は、失ったものばかりに囚われ、今あるかけがえのない人々の大切さに意識が向けられない心理的狭窄視野に陥っていたのです。私は、永遠の別れがくるその日まで中枢性疼痛という不治の病を抱えて生きていかなければなりません。しかし、今、私は幸せです。私は決して否定できぬほど幸せの中を生きています。

　私は、過酷な環境を力強く逞しく育っていく屋久杉の生きる姿から人生を生き抜くことの大切さを学んだ気がします。多雨で温暖差が激しく、十分な栄養分が与えられないという極めて過酷な自然環境の中で、かくも見事に威風堂々と生きる屋久杉の生きる姿は、「現状を天より課せられたもの」として受け止め、前を向いて生き抜いていくことの大切さを伝える象徴的な存在であるように思ったのです。

 

　勿論、私の目的は、釣行安全と大漁祈願と交通安全を１つにした御神木製釣りの御守Safety Firstと家内安全御守世界遺産屋久杉製Pretty Canvasと世界遺産屋久杉製の高級木工美術品ModernArtYakusugiを創ることにありますが、ただ単に、「美しい作品を創ればよい」のではなく、屋久杉の生き方に敬意の念を念頭に据えながら、私の創った作品を購入されるお客様が「どうか困難なことに挫けないように。どうか屋久杉の生命力のように強く逞しく生きてくださいますように。」という祈りを込めながら一彫り一彫り精魂を込めてこれからも精進していきたいと思います。

 

　私自身も、どんなに痛くても、どんなに辛くても、屋久杉のようにたくましく生き抜いてみようと思います。

屋久杉に心から感謝しています。

 

　　2023年（令和4年）１月2３日 （月）19:20　

 

　　風水・高級御守・高級木工美術品Modern Art Yakusugi　代表　乾　丈太
　　商標登録　Safety First

 

 

【屋久島の旅と数々の屋久杉のフォトギャラリー】

 

一度は行ってみましょう、雄大な屋久島と日本の宝樹・御神木・御神木・世界自然遺産屋久杉に会いに！

雄大な屋久島には、この世とは思えぬほどの大自然と神秘の世界が広がっています。

 

続きは、下をクリックしてください。　

http://www.tabian.com/tiikibetu/kyusyu/kagosima/yakusima/yakusima2.html#yakusuginojyurei

 

http://www.tabian.com/tiikibetu/kyusyu/kagosima/yakusima/index.html

 

【出典・参考文献　世界遺産を見よう！！　世界自然遺産屋久島】