通販の御神木製釣りのお守りSafetyFirstを自分で作る方法を教えてくれますか？ その３

　通販の御神木製釣りのお守りSafetyFirstを自分で作る方法を教えてもらいたのですね。はい、分かりました。できるだけ具体的に分かりやすく教えたいと思います。今回はその第３回目です。創り方の流れを細かく項目別に書いていくので、それを参考に創ってみるといいですよ。

　前々回は、１　何の御神木で創るか決める。２　創る御神木のサイズを決める。３　デザインを作成する。４　デザインの周囲に実際にカットするラインを描く。５　デザインを作成しながら、材料となる御神木のサイズに合ったパワーストーンのサイズを決めておく。６　木材に転写する濃い目の鉛筆とカーボン用紙を準備しておく。の創り方の流れを細かく項目別に説明しました。

　そして、前回は、７　直方体の板のままの形状で、パワーストーンを埋め込む穴を掘る工具を知る。したので、その続きを教えましょう。８　７の工具を活用して、実際に御神木に穴をあける。９　開けた穴にパワーストーンをはめ込み、きちんとパワーストーンのサイズに合う穴が空いているか確かめる。１０　９の留意事項１１　ノコギリを使って、御神木の四隅を切り落とす。１２　木工用電動ルーターを用いて、描いたラインから５mm程度の余白をあけて、ラインの外周を削り取っていく。１３　木工用専用のサンダー器具を用いて写真４の形状の角を削り取り、丸みを付けて魚の形状にしていく。１４　木工用サンダーもしくは、木工用鉄鋼製ヤスリで魚の形状に削り取ったら、彫刻刀を用いて彫りを行う、のところまで御神木製釣りのお守りの創り方の流れのを項目別に説明したので、その続きを教えましょう。

 

【御神木製釣りのお守りSafetyFirstの創り方の流れ　その３】

１５　御神木製釣りのお守りがより立体的に見えるように、ラインの外側を彫る【写真１】。ただし、眼球部と胴体に固着するパワーストーンの穴の近くは彫らないように留意する。

 

【写真１　緑色で塗り潰したところが彫り

進めたところになります。】

　この屋久杉DORAGON No.1の場合、木材を入手した段階で、既に屋久杉組合が「樹齢1500年　御神木屋久杉」といった焼印を押していたので、その部分は避けて彫りました。一般的には、このような焼印は押されていないため、周囲の部分を彫刻刀で薄く彫ってください。なお、カービングナイフを持っている人は、カーブの形状をしたナイフで削ると楽に削り取ることができます。

 

１６　彫りの最終チェックを行う。

御神木製釣りのお守りの全体を見て、もっと彫った方が良い箇所を彫ってください。

【写真２　私はホワイトマーカーを用いて一度彫った

ラインに色を付け仕上がりの見通しを立てます】

 

１７　1度目の紙ヤスリ掛けを行う。

１２０番手程度の紙ヤスリを用いて、御神木製釣りのお守り全体を丁寧に削り取り、バリを取る。

 

１８　２度目の紙ヤスリ掛けを行う。

４００番手の紙ヤスリを用いて、御神木製釣りのお守り全体を丁寧に磨く。

 

１９　最後の紙ヤスリ掛けを行う。

８００番手の紙ヤスリを用いて、最後の磨きを行う。

 

２０　ルアー型の御神木製釣りのお守りを作りたい場合は、Ⅼサイズのリップと適度なサイズのヒートンを取り付ける。

　リップの場合は、ルーターの木工用のチタン製のルータービットを用いて、リップの厚みに応じた長方形の穴をあける。ヒートンは、電動ドリルの先に最も細い木工用ドリルを装着して穴をあけ、粘着質の木工用瞬間接着剤を付けて、ヒートンを捩じり込み固着する。リップを取り付ける際も同様である。

 

 

２０　木工用の塗料を用いて着色する。

私の場合、竹炭でできた水性塗料を用いて着色しますが、高価なので、一般的な水性塗料で構いません。好きな箇所に塗りたい色を塗ってください。

 

２１　２０の着色が完全に乾燥するまで、３日ほどかかります。しっかり乾燥させましょう。

 

２２　水性ウレタンニスを塗り、乾燥させる【写真３から５】。

私の場合は、人体に影響がなく、木の皿やスプーンに使用されている「和信ペイント」を塗っています。この和信ペイントは信頼性が高く、幼児が口に咥えたとしても安全な成分でできているからです。なお、２０の工程で示した竹炭の水性ペンキも和信ペイントを使用しています。幼児がご家庭にいらっしゃらない場合は、通常のウレタンニスで構いません。私の場合は、どのような家族構成のお客様が購入されるのか見当がつかないため、和信ペイントを使用しています。

　　　　　　【写真３】

 

　　　　　　【写真４】

 

　　　　　【写真５】

 

２３　乾燥したら、玄関に飾り付けを行う。【写真６】

私の場合、パワーストーンの愛好家であるため、飾った器の中にヒマラヤ水晶を入れます。これは、玄関の浄化と御神木製釣りのお守りの浄化を目的としています。科学的な研究成果は分かりません。エビデンスも確立していない分野だと思います。一方で、大学院で認知心理学や脳科学をかじった者として、望ましい自己暗示効果を期待して、自分を安心させるための機能として利用しているのです。御神体の依代である御神木です。敬意を表するために水晶を使用したいという真心があります。これについては、個人的な判断で決めて下さい。

 

【写真６　Safety First はModern Art Yakusugiの作品全ての

商標登録であり、ロゴマークとして認可されています。】

 

２４　２３の留意事項

玄関に飾り付けをする前に、玄関を掃除して清めてください。埃まみれの場に御神木製釣りのお守りを飾るのは不遜な行為になりますので、十分に気を付けてください。

なお、メンテナンスは、御神木製釣りのお守りはひと月に１回、柔らかい布で軽く拭いて埃を落としてください。水晶を購入した方は、目の細かいザルに水晶を入れ、水道水で洗い流した後、乾くまで日光でかんそうさせましょう。これは半年に１回程度で良いと思います。

 

　以上が、自分で御神木製釣りのお守りを作る方法です。私の場合、１個創るのに、少なくとも１週間はかかります。失敗したら取り返しがつかないからです。また、この御神木製釣りのお守りに使用する塗料の研究を行った歳月は１年かかりました。蜜蝋を使った数種類の塗料も使用し、カビが生えるか検証するために、室内のタンスの中に入れて状態を確かめるためでした。もっとも適切な塗料が和信ペイントでした。信頼できるペンキです。和信ペイントは、竹炭を原料としたペンキも開発しており、とても研究熱心な会社です。これからも、この和信ペンキを使用し続けます。

 

　さて、読者の皆様、いかがでしたでしょうか。分かりにくい部分がありましたら、遠慮なくメールを下さい。

決して遠慮なさらないでくださいね。

 

※注意事項

自分用に御神木製釣りのお守りを飾るのはOKですが、販売をすると特許庁で取得した実用新案権の侵害行為に該当するためかなり多額の賠償金を支払うことになりますの。