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御神木製釣りのお守りは、なぜルアー型なのか?

御神木製釣りのお守りは、なぜルアー型なのか?

 御神木製釣りのお守りがルアー型である理由について説明したいと思います。その前に、皆様に釣りのお守りがルアー型である理由について考えてもらいたいと思います。釣りのお守りがルアー型である理由とと思われるものを、次の1から4つの中から、1つだけ選んでみてください。

 

1 ルアー型にした方がカッコいいから。

2 ルアー型にした方がユニークで流行するから。

3 ルアー型にすると日本初の製品になるから。

4 ルアー型にした方が、御神体である御神木の破損を最小限にできるから。

 

 答えは、4の御神木で創られた釣りのお守りをルアー型にした方が、御神体である御神木の破損を最小限にできるから、です。

 

 では、なぜ4番が正解であるのか、その理由を説明します。これは、先述したヒントである、釣りのお守りをルアー型にしなければならない目的に合致するからです。御神木でできた釣りのお守りの製作者である私が、この釣りのお守りを設計するにあたり、最も大切に考えたのが、御神体である御神木が、容易なことで破損してはならないことは、もちろんのこと、万が一、飾った場所から落下したした場合でも、落下の損傷を最小限に留めるためなのです。御神体とは、神道で神が宿るとされる礼拝の対象です。その神が宿るとされる拝礼の対象である御神木の破損を最小限に留めるための工夫や仕掛けなのです。この工夫や仕掛けが御神木に対する敬意であると捉えたのです。

 

 前々回のブログにおいて、パワーストーンを用いる様々な理由を挙げた上で、次のように述べています。

 

「これら4つのパワーストーンを使う理由の中で、私が最も重視しているのが、4の『モース硬度が高く、へき開性のないパワーストーンを精選し、固着することで、御神木である本体部の破損を最小限に留める役割を果たすことができます。』です。なぜなら、御神木には御神体が宿ります。その御神木の破損は、最小限に留めることが、御神木に対する敬意であるからです。

 

 実は、釣りのお守りがルアー型である理由は、上記に記載してあるように釣りのお守りにパワーストーンを用いる理由と同じなのです。端的に言うと、

 

「御神木には御神体が宿ります。その御神木の破損は、最小限に留めることが、御神木に対する敬意であるからです。」これに極まります。

 

 私が創る御神木製釣りのお守りは、ルアー型です。つまり、ルアー型といえば、ヒートンとリップを取り付けることができます。針もつけたいところですが、幼い子供にとって、怪我をする危険性がありますので、針は取り付けません。このヒートンとリップが御神木の破損を最小限に留める役目を果たすため、御神木の釣りのお守りは、ルアー型にしたのです。

 

 専門的な内容になりますが、御神木の釣りのお守りのウエイトバランスは、意図的に前方部に設計してあります。眼球としてみなしているパワーストーンを最も大きくし、胴体部のパワーストーンの位置を前方部にずらすとともに、パワーストーンの配列を背中ではなく、腹部側に寄せている仕掛けがなされているため、パワーストーンの中心点を結んだ直線は、御神木本体部の水平仮想中心線より下に配置することになります。

 

 従って、落下した場合、魚の口の周辺部分から落下するように設計しています。そのため、御神木の本体部にはモース硬度が約6でへき開性のないルアー用のヒートンを配置し、御神木の重力を吸収する役割を果たします。また、ヒートンの下方部から落下したとしても、ショア硬度が約15で、へき開性のないルアー用のリップを取り付けることによって、ヒートンが重力を吸収する役割を果たすことで、直接的に御神木が衝撃を受けることがないように配置している仕掛けと工夫がなされているのです。

 

 具体的には、本体部前方付近から落下した際に、直接衝撃を受ける確率が高い箇所は、本体部前方左右側面の眼球とみなすパワーストーンと、モース硬度略6でへき開性のないルアー用のヒートンと、本体部底面のショア硬度略15でへき開性のないルアー用のリップである。しかし、意図的、計画的に高硬度の鉱石やルアー用パーツを配置することで、これらの部材が一旦衝撃を受け止め、その後、木材の特性である軟質性の機能によってその衝撃を吸収することができるのです。

 

 また、落下した直後の衝撃でルアー型の釣りのお守りは、リバウンドし、二度目の衝撃を受けることが予想されます。その場合も、ルアー用のヒートンやリップ、本体部前方左右側面の眼球とみなすパワーストーンでその衝撃を受け止め吸収することができます。加えて、本体部左右側面に配置した複数の装飾品とみなすパワーストーンが衝撃を受け止め吸収する役割を果たすため、本体部中央付近と後方付近の破損を最小限に留めることができる工夫や仕掛けがなされています。

 

 上記の内容をまとめると、釣りのお守りがルアー型である最大の理由は、釣りのお守りが飾っていた場所から落下した場合でも、本体部の重心は下げられており、さらにパワーストーンの中で最もサイズが大きく重い眼球とみなすパワーストーンを本体部左右前方寄りに固着することで、本体部前方から落下する確率を意図的に高め、そのような事態が起きても高硬度の眼球とみなすパワーストーンやルアー用パーツであるヒートンやリップが落下の衝撃を受け止め吸収することができるのです。そのため、落下した後のリバウンドで本体部左右側面に固着している複数の装飾品とみなすパワーストーンを含め、全ての部材で破損を最小限に留めることができるのです

 

【参考設計図:図1、図2参照】。※画像が見づらいですがご了承ください。

 

 

          【図1 右側面 設計図】

 

 

 

     【図2 図1の1eと1fを結んだ直線の断面図】

 

 以上が、御神木製釣りのお守りがルアー型である理由になります。表現しづらい文章になってしまいましたが、結局のところ、御神体が宿る御神木の損傷を最大限に留めるために、パワーストーンやルアーで用いられるヒートンやリップが用いられているとご理解ください。

 

 さて、次回のブログは、御神木製釣りのお守りと釣行安全の関係と私が提唱するお守りの定義について説明したいと思います。

 

https://www.youtube.com/watch?v=hldvPOdJPhI

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