世界遺産家内安全のお守り Pretty Canvas とは -その３- 屋久杉が長寿である理由

 

　私は、世界遺産家内安全お守りの作品を敢えて小さいサイズにしました。世界遺産屋久杉の杢目の多様性と美しさを多くの人々にもっと身近に感じてもらいたいからです。私のアイデアによるこの作品は、世界で初めての作品です。この作品は、不正競争防止法が適用されるため私にしか創れない作品になっています。

　世界遺産屋久杉家内安全お守りPretty Canvasのサイズは一辺約10cmの正方形。しかし、屋久杉の特徴は100㎠の世界に現れます。

 

　私は、これまでのブログで綴ってきた想い以外に、1000年以上の歴史を持つ世界遺産屋久杉の杢目を世界中の多くの人に見てもらい、直接触れてもらいたいという思いも込めて、この作品を製作しました。屋久杉の板は、樹齢や伐採場所、カットの場所によって色や模様が異なります。これが家族の安全第一と家内安全のお守りと通販その３、作品に秘められた事実のひとつになっています。

　屋久杉の杢目はとても興味深いです。これは、屋久杉が育つ山の多くが岩石でできており、栄養豊富な土壌がないことが主な要因のひとつです。屋久杉は、岩石と少量の養分、水と日光で生育するため、幅1mmに年輪が3本もある屋久杉もあります。世界遺産屋久杉Pretty Canvasの製品ではありませんが、釣りのお守りであるDORAGON No,1の作品の素材になった屋久杉は、幅1mmに年輪が3本もある希少価値が高い木材を使用しています。

 

　また、皆さんも知っているとおり、屋久杉は長寿の木です。樹齢7200年の屋久杉が今も健在しています。屋久杉はなぜ長寿なのか？その答えは、屋久杉の特殊な樹液が要因です。屋久杉の樹液は、一般的な杉の樹液に比べて、濃度が8倍以上あるといわれているのです。そのため、進化の過程で屋久杉は腐りにくく、害虫に強い樹液を作り出しました。

 

　屋久杉が育つ環境は非常に厳しく、366日雨が降ると言われるほど雨が降り、天候の変化も激しいです。屋久杉を伐採して板にしたときに黒い部分がありますが、この黒い色は屋久杉の樹液が化学変化して酸化したものです。この樹液のおかげで屋久杉は長生きしています。そのため、屋久杉の樹液が化学変化して黒くなった樹液は「長寿の源」と呼ばれています。一般的に板の黒い部分は避けられがちですが、屋久杉の板は違います。屋久杉の木工職人は、黒い部分が「長寿の源」と呼ばれる貴重な樹液であることを知っているからです。

 

　屋久杉は屋久島に古くからある杉の木に付けられた名前です。屋久杉の特徴はその寿命です。厳密には、「屋久杉」の称号は樹齢1000年以上の木にのみ与えられます。屋久杉は伐採が20年以上前から禁止されているため、屋久杉の在庫はかなり少なくなり、希少価格が高いため、価格は上昇を続けています。特に、莫大な資金をもつ中国マネーによって、１年間に数百本の屋久杉の丸太が買い占められているという事実があります。しかし、私は、このような事態になることを察知し、ある程度の屋久杉の木材の購入に投資し、屋久杉の木材を保管しています。したがって、世界遺産屋久杉 Pretty Canvas の人気が高まったら、この作品をたくさん作りたいと考えています。

 

　世界遺産屋久杉は日本を代表する神木です。ご神木は古来より①「厄払い・厄除け」の象徴、②「安全第一」や「家内安全」の象徴、③「長寿」の象徴、④「家族や会社、企業の永続的な繁栄と発展」の象徴という４大シンボルとして崇められてきました。ですから、この作品は大小問わず、末永く大切にしてほしいと願っています。

　特に、私が創っている世界遺産Pretty Canvasの目的は、世界遺産屋久杉の杢目の多様性と美しさを多くの人々にもっと身近に感じてもらいたいという目的は勿論のこと、一義的には、家族の安全第一と家内安全を祈念するために玄関に置くお守りといして活用してほしいという目的があります。

 

　世界遺産Pretty Canvasは、家族の安全第一と家内安全のお守りの象徴なのです。屋久杉は、世界遺産であるとともに、古（いにしえ）より多くの人々から崇められてきた日本を代表する御神木です。それを玄関に飾ることに重要な意義があるのです。保護者の皆様には、世界遺産Pretty Canvasの意味を我が子へ教えてほしいのです。「横断歩道で、信号が青であっても、右、左、右を確認しなさい。急に道路に飛び出してはいけません。信号がない所では、ちゃんと立ち止まって、左右を確認しなさい。このお守りは、安全の気持ちを思い出させ、無事に家に帰ってくることを約束するお守りなのですよ。」と必ず伝えてほしいのです。

 

　したがって、家族の安全第一と家内安全のお守りと通販その３作品に秘められた事実とは、屋久杉の特性や生育環境を正しく理解するとともに、多くの人々に屋久杉の様々な美しい杢目を知ってもらい、家族の安全第一と家内安全のお守りを玄関に飾ることによって、子供のみならず、家族全員が、玄関でこのお守りを見て、「よし、気を付けよう。」や「スピードを出さずに車を運転しよう。」、「無事に行って、無事に帰宅しよう。」といった気持ちを喚起するためのスイッチの役割を果たす装置としてご家庭で積極的に活用してほしいと願っています。

 

【引用・参考文献】

屋久島民俗誌       宮本常一              　　　　　　　　　　　　   1974年  　未来社

上屋久町郷土誌    上屋久町郷土誌編集委員会              　　　　 1984年  　 屋久島町教育委員会

屋久町の民俗1.2  　鹿児島大学法文学部文化人類学研究室      1987年  　 屋久島町教育委員会

屋久町郷土誌 第１巻         屋久町郷土誌編纂委員会    　　　　1993年  　 屋久島町教育委員会

屋久町郷土誌 第２巻         屋久町郷土誌編纂委員会    　　　　1995年　   屋久島町教育委員会