名曲「世界に一つだけの花🌺」の本質を知っていますか?
名曲「世界に一つだけの花🌺」の本質を知っていますか?
読者の皆さん、名曲「世界に一つだけの花🌺」の本質を知っていますか?というテーマでModern Art Yakusugi先生の考えを、- 勿論(もちろん)あくまでも考え方の選択肢のひとつとして - 述べたいと思います。
決して日記とは呼べぬ過去の雑記帳をパラパラとめくっていました。ふと目に留まったのが「『世界に一つだけの花💐』の本質」と書かれたタイトルでした。
この曲を聴いた瞬間に、心の中から湧き出でる人と人とのご縁とそれを大切にする繋がりによる絆の大切さを悟ったのです。一見すると、共感を呼ぶ唄に聴こえがちですが、実は、そうではないように思えたのです。この歌詞の裏に隠された背景や心理を、代弁しているのです。
Modern Art Yakusugi先生は、以前に書いたブログ「Modern Art Yakusugi先生曰く、私の教え子の皆さんへ伝えたいこと」の中で、「人が幸せに生きるためには、必要不可欠な2つの前提がある」ことについて述べたことを覚えていますか?Modern Art Yakusugi先生は、「人が幸せに生きるためには、必要不可欠な2つの前提」について次のように書きました。このことを今回のテーマの切り口にしたいと思います。
➊1つ目は「自由」です。
「自由」の本質は何でしょうか?それは、幾つかの選択肢の中から自分で選べるという権利を意味します。勿論(もちろん)、選択肢は自分で考えるのが前提です。しかし、選択肢は一つより二つ、
二つよりは三つ、というように多ければ多いほど良いのです。だから他者のアドバイスは選択肢の一つになるという認識をもってもらいたい。したがって、Modern Art Yakusugi先生の綴る内容は、あくまでも選択肢の一つとして受け止めて下さいね。
❷2つ目は「尊厳」です。
人は能力や資質が異なる存在です。これは厳然たる事実です。しかし、能力や資質が乏しいから、コミュニケーションが上手くないから、体に障害を持っているから、心の病気を持っているからと言って、過剰にみじめになってはいけません。「自分はそこに居てもいいんだ、自分は生きていていいんだ、自分はこの集団から自分の良さを認められている存在なんだ。」と思えることが「尊厳」の本質なのです。
また、「尊厳」には「多様性」を認めることが求められます。宗教にはキリスト教やイスラム教、仏教、ヒンズー教など様々な宗教が存在しますよね。➊の「自由」の本質だけではみんなの尊厳を支えることはできません。そこで、社会学ではみんなの、より多くの人たちの、尊厳を支えるには、「自由」と「多様性」の両方が必要であるという立場を取ります。「自由だけど、仏教と神道の人たちが多すぎて、仏教と神道だけの色に社会が染まり過ぎる。キリスト教の私は生き辛いわ。」となるとキリスト教は異端と見なされ、様々な軋轢が生まれます。だからいろいろな「多様性」を「承認する」心構えが必要なんです。
実は、「世界に一つだけの花🌺」の本質は、❷2つ目の「尊厳」と深い関係性があるのです。Modern Art Yakusugi先生は、この2つ目の「尊厳」を次のように定義しています。
「人は能力や資質が異なる存在です。これは厳然たる事実です。しかし、能力や資質が乏しいから、コミュニケーションが上手くないから、体に障害を持っているから、心の病気を持っているからと言って、過剰にみじめになってはいけません。「自分はそこに居てもいいんだ、自分は生きていていいんだ、自分はこの集団から自分の良さを認められている存在なんだ。」と思えることが「尊厳」の本質なのです。」
この「尊厳」の本質を念頭に据えながら、「世界に一つだけの花🌺」の歌詞の中身を吟味してみましょう。
「♪NO.1にならなくてもいい、もともと特別なOnly one ♬」
もう1番こだわる時代ではないのです。あなたは特別な存在で「Only one」なのです。
あなたは、この世で唯一無二の存在です。つまり、あなた以外のあなたは存在しないのです。
あなたはこの世でかけがえのない存在です。
これからは、そんな社会になって欲しいですね、そんなメッセージがこの短い歌詞の本質です。
また、「それなのに僕ら人間はどうしてこうも比べたがる? 一人一人違うのに その中で1番になりたがる? 」
「あなたは1番、あなたは5番、あなたは87番、・あなたは156番、・・・。」
何でもかんでも順位付け。野放図なランク付けは、常に人を比較の枠組みの中に縛り付け、人の存在にまで順位付けをしてしまう日本社会。テレビ番組もまた然(しか)り。順位付けだけで人の価値を決めつけようとする風潮。その人の優しさや思い遣り、持ち味などは、かやの外(対象外であること、どうでもいいこと、関係がないさま)。
実は、私がこの歌で最も大切に感じたことは、歌詞の裏に隠されたメッセージです。
それは・・・
「Only one」になり得るには、「Only one」に気付くことのできる他者が身近に存在していなければならないという厳然とした事実です。
あなたのことを、あなたの存在を、温かい眼差しで「ちゃんと見て、あなたの良さに気付き、伝え、認めてくれる、あなた以外の他者の存在」が必要だと言っているのです。つまり、たとえあなたがどのような状態であっても「あなたはそこに居てもいいんだよ、あなたは生きていていいんだよ、あなたはこの集団からあなたの良さを認められている存在なんだよ。」と思える繋がりと絆の大切さについて歌っているのです。
あなたの存在を認め、きちんと受け入れて承認するという見方や考え方を基盤に置きながら「一生懸命に生きているあなた」を認め、それを言葉でちゃんと伝えてくれる他者の存在がいなければ、「Only one 」など、成立するはずがなく、「only loneliness 」“唯一の寂しさ”になってしまうからです。
もっと突っ込んで言うと、この日本社会には、そして、私たちの何気ない日常生活には、自分のことを常に見つめ、自分のことを知り、理解し、自分のことを認めてくれるという、人と人との豊かな繋がりがなければならないと言っているのです。冒頭の箇所で記したように、なぜ、私はこの歌に、心の中から湧き出でる人と人とのご縁とそれを大切にする繋がりによる絆の大切さを悟ったのか?
それは・・・、決定的に
「現実がそうなっていないからです。」
全てが順位付けの競争社会。
人の存在にまで順位付けの物差しを持ち出すようなありさま。
テレビ番組の内容も常にランク付けのぶざまさ。「視聴率さえ稼げればいい」というていたらく。
そして、何よりも・・・
人と人との冷ややかな関係。
冷え切った関係。
中身の伴わない形式的な関係。
いじめ、自死、孤独死、孤化・・・
全てにおいて、個人責任?
冗談じゃない。
倒れている人に、そっと手を差し伸べることさえためらう虚ろな関係。表面を装うだけの空っぽの世界。
私が、読者の皆さんに伝えたいことは、「世界に一つだけの花💐」は、たんなる共感的で感動を伴う歌ではないことを伝えたいのです。現実がそうなっていないから、多くの人々の心をとらえたのたのです。
民衆は愚かではない。国民は愚かではない。心の奥深い部分でちゃんと気付いている。しかし、それを表に出して言語化しないだけなんです。自分に温かい眼差しを向け、理解し、認めてくれる人がちゃんといるのか、という切なさと、もろさが社会背景にあるのです。
あなたに「生きる重力」を与えるのは、あなた以外の「他者」でしかありえない。
あなたのことを見てくれる、あなたの気持ちを聴いてくれる、あなたの良さを認めてくれる・・・
そんな豊かな人と人との繋がりがあって、それがやがて絆になることで
「 Only one 」が成立することを忘れてはなりません。
これは決して他人ごとではありません。私自身にもそんな眼差しで見てくれる人がいるだろうか?読者の皆さんひとりひとりにも、そんな眼差しで認めてくれるひとがいるだとうか、という自問自答が必要であり、そうでないならば、他でもない自分から少しずつ、一歩ずつ他者との繋がりをつくっていくべきなのです。
「生」とは絶えず関係を持つことです。つまり繋がりをもつことです。
人は、関係の中で生き、関係の中で成長し、成熟していきます。
私は、このことを肝に銘じたい。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。感謝致します。
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