風水・御神木製釣りのお守り作家の教え 不幸の平均化はしちゃダメだなんだよ!
風水/玄関/置物/魔除け/御神木製釣りのお守り作家の教え 不幸の平均化はしちゃダメだなんだよ!
僭越ではございますが、「風水/玄関/置物/魔除け/御神木製釣りのお守り作家の教え」という仰々(ぎょうぎょう)しいタイトルを記載したことをまずお詫びします。このタイトルは、私が血のにじむ思いで経験したことを綴るために用いた文言であり、思い上がった気持ちは一切ありません。むしろ、私の二度に及ぶ心肺停止による臨死体験は、私が御神木製釣りのお守り現代アート作品を製作する上で、いやむしろ、生き抜いていくうえで多大な影響を及ぼしているからに他なりません。またほんの僅かでも皆さんの琴線に触れる内容があれば幸甚に存じます。
「不幸の平均化はしちゃダメなんだよ」という内容の本質を話します。
言葉には、「人に生きる力を与える」ものと、「人から生きる力を奪い取る」ものがあります。私はこの言葉を自分に言い聞かせ、多くの教え子たちに伝えてきました。御神木製釣りのお守り現代アート作品を創作する上でも、時折、頭をよぎり、気を引き締めながら御神木製釣りのお守り現代アート作品創作活動に取り組んでいます。
私は学びました。人の生きる力を奪い取る言葉を。
私は学びました。私の胸の奥に突き刺さったまま、未だに取れることのできない棘と苦悩と痛みを伴う言葉を。
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胸に突き刺さる「不幸の平均化」
ムネニツキササル フコウノ ヘイキンカ・・・
聞きなれない言葉でしょう。私が恣意的に考えた造語です。私は造語を創るのが大好きです。この言語とイメージがピッタリ合えば嬉しくなります。
「平均化」とは、例外的なことを排除し、どれも一様に揃えることです。テストの「平均点数」といえば、分かりやすいですね。「一様」という言葉が使われているので、「例外をなくし、どれも同じ様子だ」という本質があります。
分かりやすく言うと・・・
胸に突き刺さる不幸の 「平均化」とは、
あなたの不幸は、例外的なものではありませんよ、他人の不幸と同じですよ、となります。
不幸の「平均化」・・・
この造語は私の経験に基づくものです。私は、延髄梗塞で倒れ、1年に渡る入院とリハビリ中にたくさんの人から応援メッセージを頂きました。また、必死の思いで教師に復職した際に、幾度も友人などからメッセージを頂きました。
皆さんからいただいた言葉の中には、私が強い違和感を抱き続けているメッセージも含まれています。
当時の日記をひもといていくと、こう記してあります。復職後の呑み会の席でした。文章が長いので、要点だけ記します。
①「皆んないろんな事情を抱えて生きている。お前だけが苦しんでいるわけじゃないんだぞ。」
②「皆んなもがいて生きているんだ。必死にもがいているんだ。仕事にしろ家庭のことやしろ、必死なんだ。ただそれを言わないだけだ。頑張るしかねえだろう。」
③「みんな、必死に生きているんだ。お金や貯蓄や老後のことだってそうだ。お前だけが辛い目にあっているんじゃねえぞ。」
これらの言葉は文脈の中から切り取られた言葉であるため、言葉の内容だけで解釈するのは、不適切だと考えます。これらの文脈には、私を励まそうとする一連の流れがあります。したがって、「皆んな悩みを抱えて生活しているわけだからあなたも頑張りなさいよ。」と解釈することが適切だと思います。
しかし、この言葉には、受け取る側の人間の背中を突き離す作用が働いているように感じます。いや、心にも突き刺さる痛ましい鋭さがあります。
相手から、私に対して憎悪の気持ちを隠しながら、「そんな事を言わずに我慢しなさいよ、耐えなさいよ、皆んな苦しみながら耐えているんだから。」といった拒否反応や拒絶反応の心理状態が読み取れます。
「人は様々な事情を抱え、それでもなお平然と生きている。ただ言わないだけだ。」
という含蓄のあるこの言葉がありますが、その本質には、「人には、人それぞれの苦しみや哀しみがあり、それを表に出さずに生きています。そういうことがあることを念頭に置き、その人の気持ちを思い遣り推し量りながら優しさをもって接していきなさい。」
という奥深い意味があることをきちんと理解すべきではないでしょうか。
したがって、人の不幸せを平均化し、おしなべて、「皆んな苦労しているのだから、あなたの苦労だけが決して特別なものではない。」 という理解は不適切だと考えます。
私は5年間、公的機関でカウンセラーをしていました。そのカウンセリングの内容に、これらのことをすっきりと説明してくれる事例がありすので是非ご紹介いたします。
事例①
家庭訪問をした教師が不登校の子どもに対応する場面です。
例1)
A君
「どうしても学校に行けないんです。行きたいけど、友達がいない。」
担任教師
「みんな本当は学校に行きたくないのよ。それでも皆んな我慢して行っているの。だからあなたも頑張らないと。それに、友達なんて他にもたくさんいるでしょう。」
例2)
担任教師
「学校でどんな事に困っていたのかな。」
B君
「勉強が分からなくて、授業が全然分かりません。授業時間が苦しくて・・・。」
担任教師
「それで学校に行けなかったのか?授業が分からないで困っている人はたくさんいるんだよ。あなただけじゃないんだから、ちゃんと学校に行って、頑張らないとどんどん勉強が分からなくなるだろう。」
この2つの事例から整理すべき点は、
①教師は子どもの困り感に寄り添う姿勢がない。説教や言い含める発想しかみえてこない。
②みんながまんして耐えているという平均化の原理が働いていることに教師は気付いていない。
③子どもは、「自分のことをわかって欲しい」という気持ちが強いのに、教師は子どもの気持ちを十分に聴き、共感的に理解しようとしていない。
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人は、得てして、他者の気持ちを十分に聴 きとり、どのような困り感を抱えて生きているのだろうか、という姿勢を失くしてしまいがちになります。
「辛いのはあなただけではない。みんな生き辛さを抱えている。」という平均化の原理で言い含めようとします。
そういう言葉を用いて、マウントポジションを取るわけです。
この本質は、社会的に喫緊の課題になっている「パワーハラスメント」と同じなのです。
これは・・・
「納得」ではなく、「説得」です。
言葉を用いたトップダウンな押さえつけだと考えます。
ここで私が最も伝えたいことは、
不幸せ感を抱いている人に対して、
「あなただけが特別ではない。みんな苦労し、耐え忍んでいるのだから、その程度のことで弱音を吐かずに頑張りなさいよ・・・。」
というメッセージが含まれているため、この言葉がその人の生きる力になり得るはずがないということなんです。
そのような言葉が、人の心を癒し、勇気付けてくれるはずがない・・・。不幸せ感を抱き、その気持ちを伝えてくる人は、自分の気持ちを分かって欲しいから伝えてくるわけです。
その人は、批判や指摘を求めているのではないのです。その意図を汲み取ることが大切だと思います。
「人とは、自分の気持ちを十分に聴き、自分の気持ちを分かってくれる人にのみ、心を開く。」
人とは、そういうものです。
だから、人は、自分の辛さを肯定的に受け止め、共感的に受容してくれる人に話を聴いてもらおうとするのです。
不幸の平均化をする人には相談を持ち掛けないのが人情です。そして、不幸比べをしたり、不幸の平均化をしたりする人には誰も相談しなくなります。
私は学びました。否、学ばせて頂いたのだろうと思います。
人と人との不幸の平均化には、全く意味がないことを。
意味がないどころか、その人から生きる力を削いでしまうことを。
私は私の世界の中で、激しい痛みで生き辛い。
あなたはあなたの世界の中で、あなたにしか分かり得ない苦しみと悲しみで生き辛い。それをお互い共感的に理解し合うだけで充分なのだ。その人の病状と心情を推し量り、その人の生き様から学ばせて頂くことこそがその人に対する敬意というものではないのか。いったい、それ以上の何がある!
不幸の平均化をする必要などないのだ。
不幸の平均化をすることは人に対する敬意に欠けている。私はそれに気付いて良かった。それを学べて良かった。
若者たち、世の中の大人の皆さまにもお伝えしたいです。
御神木製釣りのお守り作家の教え 不幸の平均化はしちゃダメなんだよ!
この気持ちや気付きを若い世代に伝えたい。幸いにもWebサイトのブログで書くことができました。僭越ながら「風水/玄関/置物/魔除け/御神木製釣りのお守り現代アート作品作家の教え」という仰々(ぎょうぎょう)しいタイトル上から目線のようで気が引けます。したがって、お詫びします。このタイトルは、私が血のにじむ思いで経験したことを綴るために用いた文言であり、思い上がった気持ちは一切ありません。むしろ、不幸の平均化に意味がないという気付きは、私が風水/玄関/置物/魔除け/御神木製釣りのお守り現代アート作品を製作する上で、いやむしろ、生き抜いていくうえで多大な影響を及ぼしているからに他なりません。またほんの僅かでも皆さんの琴線に触れる内容があれば幸甚に存じます。
それもまたほんのささやかな社会貢献だと念じて。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。感謝致します。
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